日本哺乳類学会2021年度大会 – 2021年8月28日~31日 オンライン開催

大会長挨拶

 新型コロナの影響で延期となりました2020年度大会は,同じ実行委員会メンバーにより,2021年8月に開催される運びとなりました。ただし,すでに理事長から会員の皆さんにご案内のありましたように,苦渋の判断ではありましたが,すべてオンライン形式での開催となります。
 当初,オンサイト開催場所として東京農大厚木キャンパスで皆さんをお迎えしようと準備を進めておりましたので,実行委員会一同残念に思っているところですが,一方で皆さんのご都合の良い場所から,またご都合の良い時間帯に参加できるという大きなメリットもあります。会員の皆さんもオンラインでの様々なお仕事を一年間進められて,その想像以上の利便性を実感されていることと想像いたします。ここは,ぜひ前向きに捉えていきたいところです。
 もちろん,オンライン大会だからと言って,発表の質が下がるようなことはないでしょうし,議論も闊達に展開できるはずです。今大会では,大会4日目に一部の発表内容も,オンデマンドでのアーカイブ閲覧が可能になっております。
 2022年大会が再度オンライン開催となるのか,はたまたハイブリッド開催となるのか,現時点では予測できませんが,本大会が今後の大会開催の引き出しを増やすための挑戦となれば幸いです。懇親会がないことは主催者として,また一個人としても残念でなりませんが,それ以外の部分では皆さんにご満足いただけますよう最大限の工夫をいたします。
 最後に,オンラインなのに一般会員の大会参加費が安くなっていないではとのご指摘を受けることを覚悟しております。初めてのオンライン開催のため,ご参加の会員の皆さんにご不便をおかけしないようにシステム構築に万全を期したため,開催費用の圧縮ができませんでした。一方で,学生会員には参加費のディスカウントを試みました。何卒ご容赦をいただけましたら幸いです。
 多くの会員の方々のご参加を,実行委員会一同お待ち申し上げております。

大会長 山﨑晃司