日本哺乳類学会2019年度大会 – 2019年9月15日日~18日 中央大学

大会長挨拶

中央大学理工学部 教授
西田 治文

日本哺乳類学会2019年度大会は,9月15日(日)から18日(水)の4日間,中央大学後楽園キャンパスを会場として開催されます.大会長として,大会実行委員会を代表してごあいさつ申し上げます.実は本学では私が唯一の学会員で,しかも私自身の専門は植物化石です.したがって,首都圏の“プロ”会員の底支えに頼りつつ独自の大会色とすべく,化石も加味したシンポジウムなども企画しています. 都心の恵まれた立地にあり,交通網や周辺施設も充実していますが,東京ドームの傍にあることから,イベント開催時には宿泊施設の混雑が常態化しています.キャンパスではあいにく一部に工事があり,通常より限られた教室数での運営を参加者にも覚悟していただかねばなりません.情報交換会会場も,当学会の規模ではかなり窮屈になるかもしれません.昨年の長野ののどかな雰囲気は秀逸でしたが,都心なりの長短をそれぞれに活かしつつ,会員の皆さまがそのパワーを最大限に発揮できるような運営を心がける所存です.
生物たるヒトも世代交代を免れることができません.哺乳類学もその一角を担う自然史科学は,新たな世代の教育に不可欠であると信ずるがために,この大会開催をお引き受けしました.過去20年間に,9つの国内学会と1つの国際学会を開催した経験と,そのつどお褒めをいただいてきた学生諸君のサポートが本大会でも生かされるよう尽力いたします.皆さまの積極的なご参加と愛情あるご鞭撻を,実行委員会一同心より期待申し上げております.