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織田銑一氏

 1947年生まれ.織田銑一氏は43年以上の会員歴を有し,日本哺乳類学会会長,理事,法人化対応作業委員会座長,種名・標本委員,歴史・あゆみ委員会委員として学会運営に尽力された.特に会長を2期務められた期間に,法人化や歴史の記録に向けた基盤を整備されたことは特筆される.研究面では,実験動物学 /畜産学・獣医学 / 応用動物科学の幅広い学問領域で哺乳類を扱い,170件を超える英文論文がある.特にスンクスに関して非常にたくさんの論文を発表しており,それらの成果は織田氏が筆頭編者となっている『スンクス:実験動物としての食虫目トガリネズミ科動物の生物学』(学会出版センター 1985)や『スンクスの生物学』(学会出版センター 2011)に結集されており,スンクス研究者の必携の書となっている.また教育面では,多くの若手研究者を育成し, 若手研究者との共著論文も多い.これらの経歴は特別賞に値するものである.

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